上下ではなく役割だ(勝手にわたしのマネジメントスキル可視化プロジェクト)
過去分の記事はこちらにあります。
本題
シリーズ的に始めたものの、スキルというよりは、マインドセットのことを書きがちだなぁ。
自身のキャリアを振り返ると、割と早いタイミングでリーダーとしての役割を与えられたと思う。入社4年目のまだまだペーペーのときだった。
それから月日は経ち、転職をしたりしながら、今もそのようなポジションで仕事をしている。
リーダー、マネージャーという役割の人たちは、えてして、組織図の上のほうに位置する。リーダーやマネージャーにぶら下がる形でメンバーがいる。
そのせいか、ついつい「自分が上である」という錯覚を与えられる。
これについて自分が意識していることを書いてみようと思う。
意識していること
「リーダーやマネージャーはただの役割であって、立場が上なわけではない」ということを意識している。
前回にも似ているが、この辺の意識を忘れると、ついつい奢ってしまい、メンバーへのリスペクトの気持ちも薄れる気がしている。
あとは、こう考えることでリーダーやマネージャーをもう少し楽に捉えてできるのではないかとも思う。なんでもやらなきゃいけないわけではないし、できなきゃいけないわけでもない。色んなスキルを持ったメンバーをまとめて、組織に必要な成果に結びつける役割(他にも色々とやることはありますが)なだけなんだと。
自分はソフトウェアエンジニアたちのリーダー的な仕事をしているので、その例で書いてみる。
プログラムを書く役割の人はとても大事で、そもそもその人がいないとアウトプットがゼロになる。もちろん設計する役割も大切。
自分はそういった人たちをまとめている役割なだけなので、偉いからとか、仕事ができるからではない。プログラムを書くという仕事でいったら、メンバーのほうが自分なんかよりよっぽど上手だと思う。
さいごに
周囲の人も気を遣ってくれたりするし、組織図でも上に書かれるし、で、錯覚させられるシーンが多いので、「役割である」という意識を忘れないように心がけている。