ちゃぱブログ / エンジニアリング / マネジメント

とあるプロダクトの運用組織のマネジメントしてる人の雑記。主にエンジニアリングやマネジメントのことを書きます。ときおりプチ情報も

相手をリスペクトする(勝手にわたしのマネジメントスキル可視化プロジェクト)

過去分の記事はこちらにあります。

as-chapa.hatenablog.com

本題

仕事だけに必要なものではないですが、「相手をリスペクトする」という心がけについて書いてみようと思います。

こういうことを書くと偉そうな感じになってしまいますが、明らかに自分よりも社会経験が豊富であるにも関わらずスキルが低く、向上心もない、という人が職場にはいたりします(今の職場では、そういえば見かけないような気もするけど)。 自分よりも社会経験が浅い人でもありえます。

そういうときにまず心がけるのが「相手をリスペクトする」ことです。 パッと見で「スキルも低いし、向上心もないなぁ・・・」と見えても、ミクロで見ていくと「絶対に」自分よりも優れているところがあります。絶対にあります(大事なので2回言う)。

「相手をリスペクトする」姿勢で見ていると、そういう点が見えてくると思います。そうするとおのずと「あぁ、あの人はこういう点がすごいなぁ」と素直に感じるようになり、結果、心がけのつもりだった「相手へのリスペクト」が心からのものに変わります。

なぜそんなことが必要なのか?

マネージャーをしているとチームのパフォーマンス」にフォーカスが当たります。 マネージャーが色眼鏡で見ていたり、変な格付けをしているようだと、チームにもそれが伝播します。その結果、対人関係のギスギスした状態が生まれます。この状態がチームのパフォーマンスにプラスに作用することはないと信じてます。

さいごに

ちょっと偉そうなことを書いたりもしましたが、とても大事なことだなぁと思います。これとセットで持つべきとして「謙虚さ」もあるのかなぁと思ってます。これについてもどこかで書けたら。

上に書いた「リスペクト」「謙虚さ」みたいな話は書籍「Team Geek」でも大切なものとして扱われています。とても良い本だったので、こちらも参考になると思います。

余談

上に書いた「スキルが低く、向上心もない」は、ドイツの軍人ハンマーシュタイン=エクヴォルトさん(ハンス・フォン・ゼークトの説もある)が定義した以下の分類の「愚鈍で怠慢」に当たるのかなぁと。ということは、自分の考えも加えるとリスペクトはしつつ、具体的な指示出しして指示を忠実に実行してもらえばいいということになるのか。

  • 利口で勤勉 - 参謀に適している。
  • 利口で怠慢 - 指揮官に適している。
  • 愚鈍で怠慢 - 命令を忠実に実行するのみの役職に適している。
  • 愚鈍で勤勉 - このような者を軍隊において重用してはならない。

(出典:Wikipedia